東大先端生命 合格体験記②

Здравствуйте!  最近ロシア語の勉強にはまっているオカチョフです。

 

令和4年度(2022)東京大学大学院新領域創成科学研究科の先端生命科学専攻の大学院試験の記録を中心に書いています。

院試はテキストの情報や過去問の解答など能動的に行動しない入手が難しいかと思います。そんな中この体験記を読んで少しでも進学先選びや院試の勉強の一助となれば嬉しいです。

是非最後まで読んでみてください!

 

1, 先端生命科学専攻の傾向

2, 試験勉強

3, 試験当日

 

1, 先端生命科学専攻の傾向

 

先端生命の生命科学(専門科目)の傾向について完全主観で紹介します。

 

先ず試験全体の傾向を述べます。

先端生命の生命科学は基本的に知識問題の穴埋め7~8割+記述2~3割という感じでした。しかし令和2年以降の試験を見ていくと、穴埋め問題が減少し記述・考察系の増加しました。

さらに、計算問題が毎年1問程度出題されています。

 

そして今年も穴埋め問題は少なく、記述・考察系の問題が過半数を超えました。

また、例年と比較し試験時間が30分増え2時間半でした。

(令和4年度の過去問はまだ出ていないようです)

恐らくもう昔と比較したら簡単には受からしてくれないのでしょう、ただ他の研究科の試験と比較したらそこまで難易度は高くないので諦めないでください!

 

次に頻出分野について傾向を述べます。

先端生命の出題範囲は経験則から「理系総合のための生命科学」の第Ⅰ~Ⅲ部だと思います。(まれに免疫などが出題されていましたが)

特に頻出分野は細胞内共生・ハーディーワインベルグの法則(集団遺伝の計算問題)・発生(母性因子やショウジョウバエの発生、ES細胞)・転写調節などが挙げられます。

→発生はあまり細胞生物学や生化学の教科書に記載されていないので高校の教科書や「理系総合のための生命科学」を参考にするといいです。

また、他大や他の研究科と比較して発生(植物も含む)・生態学(令和2年)・進化などの珍しい範囲も出題されます。

まとめると先端生命の試験は求めれる知識の深さは他の研究科と比べ少ないですが出題範囲が広く、記述・考察系問題が増加していることです。

 

2, 試験勉強

 

試験対策は1月下旬あたりから始めました。

*1月時点では筆者はほぼ生物を勉強したことがないです。

 

1月 東大先端生命・東工大生命理工(併願)の過去問を一年分解く

    TOEIC対策

         合計勉強時間 50時間

2月 理系総合ための生命科学 読む

    TOEIC対策

    合計勉強時間 50時間

3月 理系総合のための生命科学 1周読み終える

         Essential 細胞生物学 読みながらまとめノート作成

    TOEIC対策とTOEIC本番

    合計勉強時間 130時間

4月 Essential 細胞生物学 読みながらまとめノート作成

    TOEFL ITP対策 (募集要項が公開されTOEICTOEFL ITPのため)

    合計勉強時間 180時間

5月 Essential 細胞生物学 読みながらまとめノート作成 1周終わり

    高校生物 発生の範囲

    理系総合のための生命科学 まとめノート作成

    基礎からしっかり学ぶ生化学 代謝まとめノート作成

    東大過去問 1周目および解答作成

    TOEFL ITP対策

         合計勉強時間 190時間

6月 Essential 細胞生物学 まとめノート復習

    理系総合のための生命科学 まとめノート作成終わり

    基礎からしっかり学ぶ生化学 代謝まとめノート作成終わり

    東大過去問 1周目および解答作成終わり

    東工大過去問 1周目および解答作成終わり

    TOEFL ITP対策

         合計勉強時間 210時間

7月 Essential 細胞生物学 まとめノート復習

    理系総合のための生命科学 まとめノート作成復習

    基礎からしっかり学ぶ生化学 代謝まとめノート復習

    東大過去問 2周目・3周目

    東工大過去問 2周目

    TOEFL ITP対策

         合計勉強時間 300時間

8月 東大先端生命 試験本番

 

参考書の感想はこちらを参考にしてください。

hennnyuu-soviet.hatenablog.com

 

 

3, 試験本番

 

試験は2日に分けて行われました。

1日目 午前 TOEFL ITP

             午後 専門 (基礎 生命科学および小論文)

2日目 面接

 

1日目

午前中のTOEL ITPは普通に難しかったです。特にリスニングが出来なったです。

東大院試においてTOEFL ITPは550点ほしいと噂されていましたが、おそらく超えてないと思います。

午後の専門ではまず試験時間が例年と比べ30分伸びていたことにびっくりしました。試験はやはり穴埋め問題が少なく、血液型の問題が8年ぶり?に出題されたこととCovid-19をテーマにした問題が出題されていたことが印象的でした。

詳しくは以下のリンクから過去問をみて下さい。

過去問のダウンロード | 先端生命科学専攻 東京大学大学院新領域創成科学研究科

 

2日目

面接は口外していけないといわれたため詳細は避けさせていただきます。

アドバイスを挙げるならどの院試の面接に対して共通ですが自分の卒業研究と修士課程で行いたい研究について説明出来るようにしておきましょう。

 

ということでPart2はここまで!

次回はラストパートです、成績開示をする予定なので開示出来たらブログを更新したいと思います。

テキストについて知りたい方は是非こちらをご覧ください。

hennnyuu-soviet.hatenablog.com

それでは!До свидания!!